2021年の中国の休日スケジュールについて

「旧暦」。
地球が太陽の周りを1周する時間を1年とする太陽暦(西暦)とは違い、月が地球を一回りする時間を1ヶ月とする暦です。


日本へのインバウンドが活発になり中国人観光客が増え始めた頃、このワードを耳にする機会はかなり増えてきたと思います。

実はお隣の国中国では、公式には太陽暦を導入してはいますが生活の場面では主に旧暦を使用しています。旧暦は太陰太陽暦(たいいんたいようれき)もしくは中国暦や農暦などと呼ばれていることもあります。

旧暦は太陽暦のように何月何日と決まっているわけではなく、祝日はその年によって違うため、具体的な祝日の日程は毎年12月頃に中央政府国務院から発表されます。

祝日は
①旧暦の日付で決まるもの
②政府が調整するもの
があります。

インバウンドで中国人観光客がよく日本に旅行へ来ていたときは、観光地やお店などで”春節のお祝いの装飾”は日本でもよく見かけました。

 

 

旧暦の日付で決まる祝日

・旧正月(旧暦1月1日)
・端午節(旧暦5月5日)
・中秋節(旧暦8月15日)

この3つの祝日は、旧暦の日付によって決まります。

 

 

政府が調整する祝日

中国では「全国年節及び記念日休暇弁法《全国年节及纪念日放假办法》」という法律に基づき、公休日が設定されています。(2020年12月時点)

・西暦の元旦1月1日 1日休
・春節 3日休
・清明節 1日休
・労働節 1日休
・端午節 1日休
・中秋節 1日休
・国慶節 3日休

一応このように設定されていますが、土日と重なるときは振替休日を設けたり、直近の土日と連結させて連休にすることもあります。
連休は原則として3連休もしくは7連休ですが、5連休になったり8連休になったりとわりと自由自在で、特に振替休日ついては法則性がないため、その都度政府が発表します。

しかし、連休が増えてもその分土日の振替で処理するため年間の休日日数は変わりません。

 

2021年の中国の法定休日

・西暦の元旦 1月1日
1月1日〜1月3日 計3日間

・春節 2月12日
2月11日〜2月17日 計7日間
※2月7日(日)、2月20日(土) 出勤

・清明節 4月4日
4月3日〜4月5日 計3日間

・労働節 5月1日
5月1日〜5月5日 計5日間
※4月25日(日)、5月8日(土) 出勤

・端午節 6月14日
6月12日〜6月14日 計3日間

・中秋節 9月21日
9月19日〜9月21日 計3日間
※9月18日(土) 出勤

・国慶節 10月1日
10月1日〜10月7日 計7日間
※9月26日(日)、10月9日(土)

 

ちなみに2020年は12月31日まで普通に出勤です。

 

確かに私の上海留学時も、12月末は普通に学校がありました。
1月1日だけは休みでしたが、普段通りの過ごし方です。12月末の年末感は全くありません。しかもちょうど中間テストに日程がかぶっていました。
(9月が新学期のため、ちょうど12月末くらいが中間テストになるのです)

太陽歴をメインで使用している国の留学生は、本国とのやりとりやカレンダーを見て年末感のなさにひたすら戸惑っていました。

 

 

留学生たち
「12月末が通常運転の日々すぎてどう過ごしていいかわからない・・・
31日のカウントダウンは・・・?お正月の飾りは?(そわそわ」

 

先生
うん、中間テストのための勉強をしなさいね

 

 

・・・そりゃそうだ!!!
というわけで、中国では太陽歴は導入されてはいますが基本的に旧暦に合わせた生活になっているのです。

 

noteでも記事更新しています^^

 

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