明けましておめでとうございます。
2016年が始まりました。
申年はお笑いが流行るとか、バタバタと事件が起きるとか、なにかと落ち着きのない年になりやすいと聞きますが、一体どんな年になるのでしょうか。
さて、今回は中国の病院事情についてをまとめたいと思います。
中国人の医療ツーリズムについて
日本へ旅行へ来るきっかけのコンテンツの一つとして「医療ツーリズム(医療観光)」があります。
これは日本観光ブームになる前から、こういったコンテンツは存在していたようです。
有名な旅行会社などにも医療ツーリズム商品は数年前から展開されていました。
中国の方が日本の病院で人間ドックなどの検査を受ける、及び治療をする。
治療となると中国人は日本で保険が使えない為、医療費も高額になりますが、それでも日本の医療技術を求めて来日する方は存在します。
特に中国の富裕層になると、高額な医療費を払えてしまう資金力を持っています。
中国人はなぜ日本の医療を求めるか
現在、中国では大気汚染や土壌汚染、食品への信頼性の不安など、健康に直結する様々な問題を抱えています。
健康系サプリや健康食品などが爆買いされたり、赤ちゃん用粉ミルクが買い占められたりしていることは日本のテレビでもよく報道されていましたよね。
やはり健康は何にも代え難いもので、それは人間誰しも同じこと。
また、高度成長が進み、健康に対してお金をかける余裕が出来た人が増えた、という理由もあります。
マラソンに取り組んだり、ジムで体を鍛えたりすることが富裕層のステータスになりつつあるようです。
また、治療よりもハードルが低くなる、人間ドック検査も人気があります。
世界で一番がんの発症が多くなっているのが、中国と言われています。
なので中国の方は頭の片隅に「がん」という単語はあることでしょう。
しかし、中国人がなぜ中国ではなく、日本へわざわざ医療を受けに来るのか?
私も中国上海で地元の病院の人間ドックのメニューを調べてみましたが、
最先端医療技術の治療ならまだしも、人間ドックなどの検査はあまり技術に差はありません。
それでも日本の病院に行きたい。
そう思うのには、中国の病院事情などのいくつかの理由がありました。
次回に続きます。
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