インバウンド必須!中国大手SNS「Wechat」とは

Wechat(中国語で微信:ウェイシン)とは?

中国で大人気のメッセンジャーアプリ!

Wechatとは中国語で「微信」と書き、ウェイシン(weixin)と呼ばれています。
中国大手IT企業テンセントが作った、中国で大人気の無料インスタントメッセンジャーアプリで、2011年1月に誕生して以来、利用ユーザーは急増し、現在は7億人を突破しています。
月間のアクティブユーザー数は5億人を超え、2016年の春節時にはWechatペイメント登録をしているユーザーも4億人以上突破しました。
さらに2013年から、Wechatは世界展開を見せており、いまや200か国以上で展開し、言語は20種類以上に対応、公式アカウント数に関しては800万以上登録されています。

Wechatの主な機能

Wechatは中国版LINEと呼ばれることが多く、内容も似ているところがあります。
しかしLINEの無料チャット機能やFacebookのタイムライン機能など、SNSサービスのいいところを混ぜ合わせ、さらに独自の機能を加えたアプリになっていて、現在、Wechatは中国の街では見ない日はないというほどに浸透しています。

街中の屋外広告、駅構内、商業施設、店内のPOP、会計時のレジ脇、いたるところにWechatの「QRコード」が使用されており、中国の消費者の生活にとっては欠かせない、まさに日常生活に必要不可欠な身近な物となっています。

 

主な機能

・無料チャットサービス(グループチャットや音声チャットも可)
・ネット通話
・タイムライン機能(モーメンツ)
・ウォレット機能(Wechatペイメント)
・ゲーム機能
・クーポン機能
・ネットショップ機能(微店)
・位置情報共有機能
・ユーザー同士の送金
・お年玉機能
・税金や公共料金の支払い
・ビザの申請
・交通機関のチケット予約
・天気予報
・投資商品の購入
・募金
・ケータイやネットコインの支払い
・タクシー呼び出し
・ニュースの取得、情報のフォロー

など・・・その他まだまだ書ききれないほどのサービスがあります。
また、Wechatそのもののサービスではなくとも、それに付帯したアプリも豊富なので、Wechatは中国人が生活していくのに非常に便利なアプリです。

 

Wechatでどのように情報が広がるか

主なユーザーは学生や20代などの若者が多い、と言われていますが、スマホを持っている人ならほぼすべての中国人がこのアプリを利用しています。

ビジネス上でもWechatの方が早いからとメールより頻繁に使います。メールがなかなか返ってこないのでWechatから送ってみたらすぐに返信があったということもよくありますし、初めてあった人に名刺交換するよりも先に「Wechatやってますか?」と聞かれることもあります。

Wechatはもはや中国人のライフスタイルの一部に完全に溶け込んでいて、最も重要なコミュニケーションツールなのです。

基本的に「モーメンツ(中国語だと朋友圈)」の自分の投稿は友達登録している人しか見る事が出来ません。仲の良い人同士での内輪でのクローズドな情報共有がメインとなります。
なので、情報の広がるスピードはあまり早くはありませんが、信頼ある間柄でのやりとりになるので、信頼性のある情報としてじわじわと深く浸透していきます。

 

Wechat公式アカウントについて

LINEでもよく見かける公式アカウントですが、企業アカウントもあれば、業界に特化したニュースアカウントなどもあります。
例えば美容関連の情報を得たいなら、美容の記事を上げている公式アカウントを、日本旅行の情報を得たいなら、日本の旅行の記事を上げている公式アカウントをフォローします。

この公式アカウント、昔は誰でも申請出来たのですが偽ブランドの偽公式アカウントが乱立するなどしたため、今はテンセント社の審査を受けなければならず、さらに申請の際には中国人の個人番号もしくは中国政府から認定された企業番号の提出が必須となります。
(認証にかかる時間は約1~2ヶ月ほど)

なので基本的には、中国国外の方がWechatの公式アカウントを作ることは現状難しいのです。

中国人の個人番号一つにつき、一応5つまでアカウントを作れることは作れます。
しかし申請する人や企業名が公式アカウントの更新内容と相違しているとNGとなり、更に申請する際に選択した業種によって発信出来るサービスが変わってくるため、代理で取得するのもなかなか大変です。
法人の場合でも複数アカウントは作れるため、Wechat公式アカウントを代理取得してくれるサービスを展開しているところもあります。ただしその場合だと更新やアカウント管理が必要となり、さらに中国語が必須になってくるので維持費にもお金がかかります。

ですが、テンセントにきちんと認証されるということで、公式アカウントに対するユーザーの信頼度は以前よりもぐっと高くなりました。

Wechat公式アカウントで情報発信しませんか?

確かに新たにWechatの公式アカウントを取得するにはかなりハードルは高いです.
しかしインバウンドで認知度を上げるためには必須アプリとなります。

ただし、中国現地で代理アカウント取得・運用をしている企業をご紹介することは可能です。
お気軽にご相談ください。

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