皆さんこんにちは。
ついに今年の6月16日に上海のディズニーランドが開園するそうです。
アメリカ、ウォルトディズニーから正式な発表があったので、ガセではありませんよ〜
上海にディズニーランドが開演
現在開発が進められている浦東エリア
上海の浦東新区と言えば、以前は何もないところでした。
ただひたすら、広大な土地に点々と木と古民家が点在しているようなエリアでした。
しかし経済発展が進み、古民家が減っていき、住宅地やホテル、高級マンション、高層ビルなどが立ち並ぶようになりました。
空港は浦東地区の端の方にあり、上海市内へ向かうには浦東を横切るため、毎回空港を利用する際に浦東の様子を見るわけです。
空港に近いところだとまだこんな感じですが、
市内に近づいていくほどこんな感じに。
未完成の段階でもマンションが完売
先月上海へ行った時、市内に向かうバスの中から建設中のマンションがみえたのですが、
まだ30階建て予定の、未完成のマンション(それもまだ6階くらいまでしか出来ていない)に、
「全室完売しました!」
という横断幕がすでにかかってました。
おそらくあれは高級マンションで一部屋億越えのものと思われます。
未完成でも完売。
億越えでも完売。
その後道端で不動産屋を見かけたのですが、張り紙で
「◯◯区のマンション2億円から〜」
一番安い部屋で2億円スタート。
チャイナマネーを肌で感じました笑
今、日本で中国人が不動産を爆買いしている!とよく言われていますが、同じクオリティのマンションが日本なら8000万円くらいで手に入れられるのなら
「やっすー!!!!」
という感覚になってしまうのかもしれません。
しかしやっぱり、値段こそ上海の方が高いのですが、様々な機能は日本の方が良いのです。
億ションであっても、
シャワーの水圧が足りないやら、お湯がでない時間帯があるやら、
何故か床が一部へこんでたりやら、
完全な状態とは言い難い。。(^^;;
もちろんパッと見た感じは綺麗なんですよ。
中国人は決して適当に色を塗りたいわけではない
実は中国人はアートがとても好きで、その分野はとてもすすんでいるので、内装などもモダンなデザイン、クラシックなデザイン、ゴージャスなデザインなど様々です。
(上海市内でもアートイベントなどがしょっちゅう行われています)
しかし生活してみると分かる部分ではやはり甘さが残っていて、日本では信じられないようなことが起きたりします。
これは中国在住の中国人の方から聞いたお話なのですが、
いくらデザイナーや建築士が一流だったとしても、実際に現場で作業する人が適当なので、「大体こんなもんでいいや」で終わらせてしまうのです。
もちろん現場監督はいますから、バレないように外面は綺麗にします。
しかし、見えない部分は適当にしがち。
例えば日本で「この橋を赤に塗ってください」といえば、
朱に近い赤なのか
ピンクに近い赤なのか
真紅なのか
薄く塗るのか
濃く塗るのか
模様をつけるのか
事細かに打ち合わせをしますよね。
塗り方もこんな感じになると思います。
それに引き換え、
中国で「この橋を赤に塗ってください」と言えば
大体赤く塗ってくれます。
どんな赤とかではなく、赤色に見えたらOK。
また、大体塗れたらOKなので多少の塗り残しはあってもOK。
イメージはこんな感じ。
…うん…、大体…赤かな……
もちろん中国人は決してそれを良しとは思っていません。
しかし、現場で作業する人の多くは田舎からの出稼ぎ労働者であり、文字も読めないような人もいます。
彼らに見えないところへのこだわりなどを伝えたところで、伝わらないことは分かっているので諦めているのです。
地方の出稼ぎ労働者は、今日を生きるのに必死ですから。
仕事を生き甲斐に感じているのではなく、生きるためにお金を稼ぐために仕事をしているだけなのです。
これは中国での貧富の格差の広がりにも原因がありますね。
なのでその方は日本へ来て大阪にある真っ赤な橋を見たとき、感動していました。
「本当に綺麗に塗るんですね。橋が全て真っ赤だ。」
と。
それを言われて私は一瞬
「?」
となりましたが、そういった事情を説明されてなるほどと思いました。
豊かになった人は、周りをみる余裕がありますが、貧しい人はそんな余裕はありません。笑
不動産から話が逸れてしまいました。
次回につづく!
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