確かに一時期の勢いに比べると落ち着いてきてはいますが、訪日外国人数は未だ伸びを見せています。
特に関西地区は訪日リピーターに人気No.1なのです。理由としては、3泊4日などの短い期間でも、京都や大阪、神戸、奈良などさまざまな特色のまちを楽しめるからだそう。
おすすめインバウンド記事:
【関西経済はどこで「強み」を発揮できるのか】
爆買いが終わり=インバウンドも終わり?!
2014年〜2015年の外国人観光客の伸び率はある意味、特殊な状況でした。
関西国際空港の外国人旅客数は、毎月、対前年同月比150~180%で継続し、大阪の民泊の伸び率は7000%、といったような状態で、その数字は”異常な状態”と行って良いでしょう。
その”異常な状態”が落ち着いただけであり、訪日外国人観光客数はまだまだ増えています。
まだまだ増える見込みの外国人観光客
実は日本は「行ってみたい国の一つ」として挙げられることが多いです。
しかしまだ単なる「行ってみたい国の一つ」にしか過ぎないのであって、その中で選択される割合はまだ低く、その証拠に外国人観光客数ランキングよりも、観光ブランド力ランキングの方が順位が高くなっています。
ヨーロッパの人たちにとっては日本は「東の最果ての不思議な国」
アジアの人たちにとっては「憧れの国」と言ったところでしょうか。
中国や韓国の場合は少し事情が違いますが、アジア人観光客に共通して言えるのは、
”みんなお買い物が大好き”
ということですね。
インバウンドが優位性を生み出すチャンスに
この記事では日本のここ50年での経済状況のグラフ紹介されています。
地域によって伸びる業種は変わっていますが、首都圏では「不動産」「運輸業/情報通信業」が、中部圏は「製造業」において、圧倒的に伸びています。
首都圏ではサービスの一極集中などによって「どの分野においても優位」であり、中部では「クルマ関連のものづくりにおいて優位」でありますが、関西(とくに京阪神エリア)は残念ながら絶対的な強みのある産業がない、とこの記事では嘆いています。
関西は「商業」「飲食料品」「運輸」「対個人サービス」など、いわゆる”インバウンド銘柄”と言われる産業が多いエリアです。
その中で、この外国人観光客の大幅な増加によって、今後日本における「絶対的な強み」を見出すことができるのでは?と期待されています。
地域性分散性が求められるインバウンドでは、大阪や京都、奈良など個性ある地域が点在する関西エリアだからこそ、インバウンドの波は絶好のチャンスなのです。
なので、冒頭部分に出てきた
「関西地区は訪日リピーターに人気No.1なのです。理由としては、3泊4日などの短い期間でも、京都や大阪、神戸、奈良などさまざまな特色のまちを楽しめるから〜・・」
というのも、そういった背景にインバウンドの業界領域がマッチしているからだとも言えると私は思うのです。
コメントを残す