前回の続き。
ついに中国のスマホの本体を手に入れました。
①中国上海でケータイ電話を契約した話その1(おすすめルーター&交通編)
②中国上海でケータイ電話を契約した話その2(スマホ本体購入編)
中国の3大キャリア
日本のDocomo、Softbank、auのように、中国にも3大キャリアがあります。
・中国移動通信(中国移动通信/China Mobile) ・中国聯通(中国联通/China Unicom) ・中国電信(中国电信/China Telecom) |
各キャリア様々なプランがあるらしく、端末との相性などもあるためにより大きいのは中国移動通信(China Mobile)と中国聯通(China Unicom)だと聞いていたので、その2つの営業所を探してみることに。
(中国電信(China Telecom)は後発組でだんだん伸びてきているキャリアなのだそうです)
中国の方たちは中国移動電信を使っている方が多いのだとか。
猛吹雪の中キャリアショップを探す
スマホを買った時点ですでに時刻は17:00。
もともと大雪で飛行機が遅れたのですが、日が沈み、だんだん気温が下がってくるとさらに雪がひどくなってきました。
傘が潰れそうになるくらい雪は降るわ
横から風は吹き荒れるわ
日中溶け出した雪で地面が凍ってるわ
(↑その状況の写真をとる余裕は皆無だったので、写真はホテルチェックイン時の雪が積もりだしたくらい。この後だんだん嵐のようになっていきます)
そんな状態で私が思ったのは
「もうキャリアなんてどこでもいい・・・」
キャリアの営業所を見つけたら
それが中国移動通信であろうが中国聯通であろうが中国電信であろうが
そこに決める!
とにかくこのミッションを早く完了させたい。
と思った次第です。
中国上海は地下鉄が発達しているので、割と地下道を歩けるのですが、キャリアの営業所は大きなビル内にあることが多いので、雪で荒れまくっている天候の中を突き進みます。
中国聯通(China Umicom)の営業所を発見。
営業所に入ると、スタッフのお姉さんが「本日はどんなご用件ですか?」と笑顔で迎えてくれました。
私
「ケータイ電話の番号が欲しいです」
スタッフのお姉さん
「あら!ケータイ盗られたの?対象のケータイ電話の番号をお教えください。今どんな状況か検索かけてみます」
さすが中国。
早速私がスリに遭ったと思われています。
私
「いや、新規契約です。新しい番号が欲しいんです」
スタッフのお姉さん
「昔の番号は覚えてないの??」
私
「覚えてないも何も、番号持ってないです」
スタッフのお姉さん
「????」
私
「番号の新規取得です。新規契約をお願いします。
私は外国人で普段中国に住んでいません。でも中国の携帯電話が使いたいので新規契約に来たんです。」
スタッフのお姉さん
「!あーなるほど!
ケータイ元から持ってないのねwwww
完全な新規契約とか久しくなくてwwww」
スマホがないと生きていけないと言っても過言ではない中国。
「番号がない」「スマホを持ってない」
という発想が出てこなかったようです。
新規契約って言っても全然ピンときていなかったよ!
いざ、契約開始。
契約するのに必要なものは
・スマホ本体 ・身分証明書(パスポート) ・中国の銀行口座カード |
となります。
中国の銀行口座は、現在は銀行にもよりますが外国人でも開設できます!
私は中国工商銀行で開設しました。
ただし、銀行口座開設時には中国の携帯電話が必要となります。
パスワード取得にSMSを利用するためです。
SMSでパスワードを取得したら一旦口座開設は出来るので、その際は一時的に友達の携帯電話などを借りましょう。
(下記のアプリ使用時に自分専用の電話番号があれば大丈夫です)
私は開設時、父のケータイを借りました。
開設時、私は一人。
その場に父がいなかったのでwechatで
「今からSMSが届くから、届いた数字をすぐwechatにコピペして送ってーー!
すぐ!すぐにお願い!!」
と送りました。幸いすぐに連絡がついたので無事に認証できましたが、SMS認証は時間に制限があるので、遠隔はかなり難しいです。
開設時はケータイを貸してくれる人についてきてもらうことをおすすめします。
中国の住所を書くときに、「中国非居住なんですけど・・・」と言ったら、
「じゃあ今泊まっているホテルの住所書けばいいよ」と言われました。
というわけで非居住者でもバリバリ口座開設できます。
日本の銀行よりも利率が高いので、一部を人民元にして入れておくといいかもしれませんね。
ネットバンキングを使用する場合は、アプリをダウンロードするのですが毎回ログイン時や送金時にSMS認証が必要になるので、自分のケータイ電話番号が必要になります。
日本のケータイ電話番号は桁が違うので登録できない仕様です。
申込書を書いて、プランを選びます。
通話が多いのか、ネット使用が多いのかなど、使用者の使い方によってスタッフがプランを進めてくれます。この辺りは日本のケータイとあまり変わらないですね。
日本と中国の契約の違い
私はアリペイ機能とネットバンキングが使えたら良いので、月々18元の一番安いプランを選択。
そしてプランを選んだら、まずはいくらチャージするか決めます。
最低金額は100元から。
中国と日本のケータイ電話のプランの大きな違いは、料金はプリペイド式の前払い制ということです。これはスマホが登場する前、ケータイ電話が普及し始めた時からずっと続いている決済方法です。
アリペイなどの電子決済が登場する前は、コンビニや道端で販売されている電話カードを購入し、そこに書かれている電話番号へ電話をかけて、電話カードの番号を入力してチャージする、という方法でした。
チャージ金額が少なくなったら、「残額が〇〇元を切ったので、そろそろチャージしてください」とSMSでメッセージがきます。
今はアリペイなどの決済システムと連動させられるので、アリペイのアプリで「携帯電話に料金をチャージする」を選択するだけで簡単に料金をチャージできます。便利です。
ちなみに・・・
残額50元を切った状態で半年間携帯の利用履歴がなければ、「この番号は死んでいる」とみなされ、その番号のSIMカードは使えなくなるそうです。
無事に番号をゲット
スタッフの方がどんな番号がいいか、リクエストを聞いてくれます。
その番号があるかは別として、「8が多い番号がいい」とか「1が多い番号がいい」などの希望はあれば聞いてもらえます。
そして、使える番号を3つほどピックアップし、自分で好きな番号を選びます。
そしてSIMカードを受け取り、ケータイに差し込みます。
あとは設定するだけ。
初期設定がわからなければ、そのままスタッフにお願いすれば設定してくれます。
これにて無事ミッション完了です。
雪が荒れ狂う中、私はそのまま友人との待ち合わせに急いだのでした。
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