中国不動産事情シリーズが⑥にまで来ました。長い笑
上海の地区について
上海の浦東地区はもともと郊外だったのですが、開発が進み、今では都心となんら変わらないレベルになってきています。
外資系企業も多いので、人がより集まったのですね。
郊外の開発は2010年に開催された上海万博の前後から急速にすすみ、
万博閉幕後も、万博で使われた建築物を再利用し、その周辺の交通機関などの整備が整えられていきました。
そして2016年の6月に上海でディズニーランドがオープンすることになり、さらに浦東地区の開発が進むことになりました。
まず上海の地図からご覧ください。
主な中心地からけっこう離れた場所に浦東国際空港があります。
(空港から車で市内に行くには、大体1時間~1時間半くらいかかります)
そして中心地を半分に割るように黄浦江という川が流れています。
大体、この川を境目とした東側の地域が”浦東地区”を呼ばれます。
(対称的に西側は浦西と呼ばれています)
やはり交通機関である地下鉄や道路の密集度も高いのは、中心地の方であるということが地図を見ただけで分かりますね。
中国が経済成長を始めた時、先に浦西地区から発展されていきました。
まさに地図上の「上海市」という文字が書かれているところを中心に広がっていったのです。
しかし2010年上海万博があり、
国際展示場が増え、
ディズニーランドまで建設されることとなり、
様々な要因によって、浦東地区のマンション価格が急高騰。
今上海で1番高いマンションだと言われるようになりました。
参考記事:上海ディズニー周辺エリア、不動産価格は5倍も上昇 by中国網
もちろん、浦東地区と一口に言ってもかなり広いので、全域というわけではありませんが、、、
元々浦東地区には外資系企業を積極的に誘致していたため、お金持ちの外国人がたくさん住んでいます。
(日本人村も今は浦東地区にあるそうです)
そして街には、そのお金持ちの外国人が対象の商売やビジネスが集まってきて、
その街自体の物価が上がり、
より良いサービスやモノが集まり、
それらを求めてお金持ちの中国人が集まってくる。。
まだ日本よりも安いものはありますが、
日本の物価を超えているものもたくさんあります。
上海の現在の物価について
交通費や水道代、電気代などの公共サービスなど生活で必要なものはあまり物価は高くなく、
外国料理やカフェ、娯楽に値するものは価格が高い印象があります。
私がさすがだなと思うのは、
交通にかかる費用(地下鉄・バス・タクシー・新幹線など)を抑えて
人の流れを全体的に回るようにしていること。
だから経済がすごいスピードで発展したのだなと思うのです。
人の流れはつまり、お金の流れ。
人の集まるところにお金が集まる。
ちなみにこちらは
2016年3月上海のとあるカフェで飲んだアメリカンコーヒーですが、一杯48元。
日本円1元=17円で計算しても、一杯800円以上する計算になります。
特に駅近な場所でなくても、
以前よりも圧倒的にカフェが増えています。
しかもほとんどがスタバのような価格です。
そして驚いたのは、どこのカフェも平日の朝から、たくさんの中国人が利用しているのです。
年配だけではなく、若者も平日の昼だろうが関係なく、カフェでゆっくり本を読んだりスマホをいじったりしていました。
もちろん朝から働きに行くサラリーマンがたくさんいるのは日本と同じです。
でも、時間にもお金にも余裕がある中国人は日本以上に多いと思います。
(もちろん人口的なπが大きいのもあります)
また、以前よりもパン屋さんが増えていました。
外国人がたくさん住まう環境の中で、
中国人富裕層もライフスタイルが欧米化してきているわけです。
なので外食産業は中華系飲食店はまだ物価は安く、洋食や日本食などの飲食店では日本よりも価格は高くなっています。
上海のディズニーランド、一体どうなるか?
実際にディズニーランドが開園するのは6月です。
開園後、一体どうなるのか?
中国で起こっているのは日本とは少し違ったバブルです。
日本とは政治のあり方がまったく違うため、日本で報道されているような「まもなく中国崩壊」が本当なのか?
実際に上海を自分の目で確かめることをおすすめします(^O^)
上海は変遷スピードが非常に早く、毎回訪れるたびに新しいものに出会える街です。
中国ビジネスにご興味がある方はこちらをご覧ください。
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