前回の続き。
三人で行く、上海旅行。その1〜出発編〜
傘売りのおばあちゃんと再会
(写真はイメージです)
牛肉麺で腹ごしらえをしてから、中国人の友人の会社へお邪魔します。
向かう途中、再び激しいスコールに見舞われました。
「やばい!傘だ傘!!」
と言いながら傘を広げる私ともう一人。
そして先ほど傘を購入した友人
「さっき買った傘、ホテルの部屋に忘れてきました」
先ほどの傘売りのおばあちゃん、すかさず登場
はい、同じ傘をもう一本購入されておりました。
立派なビルのオフィスにたどり着き、中国のお友達の事務所にご挨拶。
普段福岡でも交流させていただいている方の会社なのです。
四川にも雲南にも上海にも日本にも支社があるなんて・・・手広くビジネスをされています。
事務所を出た後、一人が突然
「ケーキを食べたい」
と言い出したので、ふたたび先ほどの世紀購物中心の地下へ戻ります。
私のオススメのエッグタルトのお店
私のお気に入り、リリアンベーカリーです。
パン屋さんですが、ケーキやお菓子も売っています。
店舗数も多く、上海の地下鉄の駅やショッピングモールでもよく見かけます。
世紀購物中心の店舗はカフェが併設されていました。
ケーキはこんな感じ。
可愛い
そして私が心奪われたのはこちらの柴犬。
可愛すぎる
しかし今回は我慢。
私が本当に食べてほしいのは、エッグタルト。
ここはエッグタルトがめっちゃ美味しいんです。
チーズタルトもありますが、ぜひこちらのエッグタルトを食べてほしい。
もともとエッグタルトは広東省より南の地域でブームになっていたのですが、2000年前後くらいに上海で流行りだしました。
そして、上海でのエッグタルトブームを作り出したのは他でもなく、リリアンベーカリー。
「上海で一番美味しいエッグタルト」のキャッチフレーズを掲げるくらい、エッグタルトのお店としてはド定番!
厳密に言うと、ケーキではないと思いますが、友人にはこれを食べていただきます。
真ん中の黄色いクリーム部分は、焼きプリンみたいな感じです。
パイ生地部分は層が薄めで、サクサク美味しい。
温められているので、ハフハフしながらいただきます。
留学していた当時(2011年ごろ)は1個3.8元(約65円)だったのに、今や1個5.8元(約99円)に値上げされている……
※1元=17円計算の場合
それでも買うけど
日本ではまだ、この価格帯でこのクオリティのエッグタルトを食べたことがないです。
上海でも有名なスイーツですし、食べ歩きグルメとしてもかなりオススメです。
というか、パイ生地が繊細すぎてボロボロ落ちまくるので外で食べた方がいいというのが正直な気持ちです。
お連れ様お二人も、
「めっちゃ美味しい!!」
と喜んでくれていました。嬉しいです。
打浦橋駅へ移動
そのまま地下鉄に乗って、打浦橋駅へ向かいます。
駅の近くに”田子坊(たこぼう)”という観光名所があり、そこには若いデザイナーのアトリエが多いので打浦橋駅近辺は若者の集う街として栄えています。
しかし……雨がなかなかやみません。
こちらは打浦橋駅の地下鉄出入り口の広告。
上海の地下鉄の広告は、私が普段ご紹介しているものです。1日1000〜4000万人が利用する地下鉄なので見られまくります。
(広告について詳しくはこちら)
そして、上海の貿易会社の人たちと打ち合わせを兼ねたディナーです。
打ち合わせ内容は貿易ではなく、中国での本の出版についてだったのですが、詳細はまた後日別の記事としてご紹介します。
中国での本の出版は日本とはかなり勝手が違い、日本ですでに出版されている本を翻訳して出すのか、中国向けとして完全に新規の内容で書くのかによっても方法が違ってくるようです。
また、中国ではメディアには必ず政府の検閲が入るので、翻訳者も指定された機関に依頼しなければなりません。
イマドキの上海は
中国では近年、すごい勢いでカフェが増えています。
それもおしゃれな、”インスタ映え”カフェ。
こちらは打浦橋駅直結のショッピングモール、「日月光中心」1Fにあるブックカフェ。
中国は電子書籍派の方達ばかりじゃなくて紙ベースの本も読むんだな〜…
と思いきや、よくよくみるとスマホをいじっている人の方が多いな。
単なるカフェ利用の人が多いのでしょうか。
本に囲まれているためか話している人はおらず、店内は静か。
この雰囲気で作業するなら確かにはかどりそう。
私が留学している時は、上海には駐在員も多く、日本の影響を受けているお店が多かったように感じますが、最近は韓国からの影響を受けているところが多いな〜と強く感じます。
若者のファッションも、男女ともに韓国風ファッションが多くなってます。
なぜ中国の若者が日本よりも韓国ファッションの方を好むのか。
それは物価の影響も、もちろんあるとは思います。
しかし、日本の女性のファッションが”シルエットを隠す”、”あまり露出しない”、”可愛い”要素が比較的多いのに対し、韓国は”セクシー”、”シルエットが綺麗”などの要素が比較的多いです。
中国人の女性も、可愛いよりも綺麗を、そして体のラインが良く見えるものを好む傾向にあるので、韓国ファッションがマッチしているのだと思います。
イメージとしては
Aラインスカートよりもタイトスカート、
ボーイズデニムよりもスキニーデニム、
ふんわりチュニックよりもぴったりブラウス、
みたいな感じかなあ。
昔、中国ではウエストがキュッと細身になっていてベルトがついているダウンが流行っていましたが、その時に販売員のおばさまに
「ウエストが細く見えて女性らしさが倍増しますよ!!ほら、ボンキュッボンでスタイル良く見えるじゃない!!」
とピンク色のダウンをごり押しされた記憶があります。
”スタイルが良く見えるもの”
これがキーワードなのでしょう。
中国でもジムやヨガなどが定着してきているのも納得です。
まあチャイナドレスも体のライン、強調するものですしね。
しかし中国には56もの民族がいるので、好みは人それぞれ。
すべての人がそうではないですし、上記の意見はあくまでも私の体感による個人的な見解です。
また、中国ではロリータファッションを愛する人もたくさんいるみたいです。
これは日本の影響を多大に受けていますね。
しかし中国のショッピングモールは広すぎます。
思わず迷子になりかけました。
宝飾品系は結構チャイナ寄りの雰囲気です。
十二支のモチーフをよく見かけるし、色も赤や緑、青の原色系、金が多いですね。
ショッピングモール内でもワールドカップの装飾が。
無事に1日目が終了。
2日目に突入です。
続く。
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