“現金いらずの先進国” 記者が一日体験!電子決済めちゃ便利。

2019年1月8日にテレビ朝日でこちらのニュースが報道されました。

【“現金いらずの先進国” 記者が一日体験】

(残念ながらすでに動画は削除されました)

中国でもこのニュースが翻訳されて話題になってました。
中国版ツイッターであるWeiboから通知が来て、私も今日この動画を見たのですが・・・

いやほんと、スマホがないと生活できません。

以前、中国のスマホがなく、アリペイもwechatペイもなく、タクシー配車アプリもない状態でタクシー捕まえようとしたことがあります。

まず、この配車アプリのサービスが普及してから、流しのタクシーがいなくなりました。

路上でタクシーを呼んでも、「予約車です」と断られ、
その結果30分以上経ってもつかまらず、
いやもうこれ地下鉄で行った方がよかったよねと思いながらも、
30分ねばったのだから最後はゲットしたいと意固地になり、

その結果、

タクシーを探し出してから60分後、
私たちの目的地に向かっている途中の予約車を見つけ、説得して乗り込みました。

タクシー乗るだけでめっちゃ疲れた。

その時、荷物がとても多かったのでタクシーに乗るという選択肢になったのですが、これは地下鉄に乗った方がよかった。
上海はよく渋滞が起きるので、タクシーよりも地下鉄の方が時間通りに到着できるのはわかっていましたが・・・・

まさか車に乗るのに1時間もかかるとは。

そのことがきっかけで
私は中国のスマホ購入の決心をしました(住んでないのに

中国の電子決済を使いたい場合、必要なものは
・中国国内用の電話番号
・中国の銀行口座
です。

参考までに

中国上海でケータイ電話を契約した話その2(スマホ本体購入編)

中国上海でケータイ電話を契約した話その3(キャリア契約編)

私は今のところ2〜3ヶ月に1度の頻度で中国に行ってるのでプランは一番安いものに。だいたい月々300円くらい。

中国は自動引き落としではなくプリペイド式なので、事前にチャージをしてそこから毎月差し引かれます。
残額50元を切った状態で半年間携帯の利用履歴がなければ、「この番号は死んでいる」とみなされ、その番号のSIMカードは使えなくなるそうです。

アリペイ等が使えるようになって

アリペイが使えるようになって

メッッッッッッッッッッチャ快適です。

タクシーが呼べる!
行列に並んでも回転が早い!
クレジットカードのように時間がかからない!

特に繁盛している小さなお店だと、レジにかける時間が圧倒的に少なくなるし、一人一人が個別で精算する場合でも時間がかからないので回転率が上がります。

日本でも使いたいですね。
日本でもアリペイ決済だと割引になるし。

夏の花火大会などのイベントで出展している屋台とかで特に、電子決済システムを導入すればあんなに長蛇の列ができることはないのにと思います。

9月に香港へ行った時もアリペイもしくはwechatペイが使えるところが多くて助かりました。中国経由だったので、人民元をわざわざ両替しなくてもよかったし、そこらじゅうに中国の銀行のATMがあっていつでも口座から香港ドルで引き出せました。

中国だけでなく香港でもかなりの市民権を得ているみたいですね。

香港人の友人は
「香港が中国っぽくなってきていてヤダ・・・・」
と嘆いていましたが。笑

電子決済についてどう思うか

上記にあげた動画は翻訳されて中国のネットでも紹介されています。
日本以外でも海外ではよく「中国で現金を使わずに生活してみた」系のニュースや記事は報道されています。

これを見た中国人の方たちが、電子決済についての感想を書いていましたが

「便利なのは便利だけど、デメリットは便利すぎてお金を使い過ぎてしまうこと」
「街中でお金を拾うことがなくなって悲しいw」
「中国のお金は汚いし臭くなってるものが多いので触りたくないです。電子決済でいいです」
「久しく現金を見ていない。昔は叔父さんがお小遣いで小銭を渡してくれたりしたけど、wechatに振り込んでくれる方がはるかにラク」
などなど・・・・

中国で電子決済が大きく普及した理由は、「偽札問題」だけじゃなさそうです。

確かに10元札や20元札などの小さい額のお金だとめちゃくちゃボロボロになっているものもたまに回ってきます。
どれくらい汚くなっているかというと、自動改札機が読み込んでくれないくらい。笑

中国にはいろいろな民族、いろいろな立場の人、いろいろな考え方の人がいるので、
どんな環境にそのお金が置かれていたのかわかりません。

日本では基本的に「お札は綺麗に扱うもの」として認識されていることが多いので、なかなかボロボロのお札は見かけることはないですね。

日本で電子決済が広まらない理由

中国で一番使われている口コミサイト「大衆店評」や
大手の旅行サイト「C-trip
その他サイトでもアリペイやwechatペイは基本的にどちらかは使えます。

アリペイやwechatの中にも旅行予約や映画チケットの予約、ネットモールなどのアプリが内蔵されているので、互換性がスムーズなのです。

日本で電子決済が広まらない理由でよく挙げられるのは、
店舗側の理由として
「手数料が高いから」
「資金回収サイクルに時差があるから」
「初期導入費用があるから」
などですが、

私はこう思っています。

「いやいや種類多すぎるからでしょ。」

これ。
これに尽きると思います。

使い分けるにしても種類が多すぎて管理が難しい。
ポイントを貯めるにしてもそれぞれ別々に貯めたらちょっとずつしか貯められません。

それに比べて現金だったらどこでも同じように使えますもん。

「とりあえずこれがあったら困ることにはならない」

利用者が求めているのはこの安心感なのに

LINE payは出てくるわ
Paypayは出てくるわ
YOKA!Payは出てくるわ
Origami payは出てくるわ

「一体どこにチャージしておけばいいの??」

という感想しか出てこない・・・

中国で電子決済がなぜ使いやすいかというと、
・アリペイかwechatペイにチャージしておけばどちらかで対応できる
・チャージの手数料は無料、銀行へお金を戻す場合の手数料が激安(17円くらいとか)
・銀行とのやりとりのスピードが早い(チャージも戻しも)

つまり、アリペイ・wechatペイを持っておけば困ることはなく、
普段の小さな買い物はwechatペイ、少し大きな買い物はアリペイなど、場面によって使い分けている人が多いようです。

日本の電子マネーの種類・・・

「利権欲しい!!インフラ握りたい!!!!」

という気持ちが全面に出過ぎな気がします。笑

このいろいろな種類の電子マネー・・・
これから淘汰されていくのかもしれませんが、現金同様、「どこでも使える」ようになって欲しいですね!

もちろん国外でも。
「両替をせずに海外でもストレスなくお金を使うことができる」ようになると嬉しいです。

中国マネーの電子決済システムを導入した方がいい理由

では日本の店舗がこの2つを導入した方がいい理由を挙げてみます。

⑴海外で使える金額がその分増える。
中国は海外送金など、国内のお金を海外に持ち出すことを極端に嫌がるので、中国人が国外で使うお金には制限が設定されています。
国外に持ち出すお金はもちろん、クレジットカードにも制限金額の設定がされています。
数枚のクレジットカードの限度額を目一杯使ってもまだ足りない!まだ買い物をする!という方も結構いて、友達のカードを借りて決済することもあるようです。
電子決済ができれば、その分制限金額が上がりますよね。

⑵両替の手間がない
そして何よりも両替をする手間がないことは大きいと思います。
現金でももちろん買い物はしますが、旅行も終盤に差し掛かると手持ちの現金はあまり残さないように使います。
明日帰国する人が、わざわざ両替はしません。
そうなると、旅行日程の後半はあまり積極的な買い物ができなくなってしまいます。
しかし、電子決済システムで決済できるなら、そんなことを考えずに旅行の最後の日程まで買い物が楽しめるようになります。

⑶使った金額がわかりやすい
決済をするとすぐにアプリ内で人民元に換算した金額が表示されます。
日本円でいくら使ったかよりも、普段使い慣れている人民元でいくら使ったかを把握したいのです。
私たちも外貨を使うとき、「日本円でいくらなのか」計算するのと同じですね。
この商品がいくらなのか?ではなく、この旅行で総額だいたいいくら使ったのかを把握出来るのが良いのです。

電子決済システムについての中国人のコメントで挙げられていたように
「便利すぎてついつい使いすぎてしまう」ようです。

中国人が欲しいと思ったらすぐに買えてしまう環境。
それを作るのがアリペイもしくはwechatペイなのですね。

⑷使えば使うほどお得!
特にアリペイには「チャージしておくとチャージ金額を運用して資産を増やしてくれる」というサービスがあります。
なんと銀行に預けているよりも利率が良いとか。
私もそれを申請しようかと思いましたが、外国人の場合は中国で就労ビザを持ち、中国に納税していないと申請不可だそうです。

それ以外にも、アリババやwechatでたくさんのクーポンが発行されていますし、決済金額から一部を免除する割引サービスがあるなど、利用するほどお得になるようになっています。

中国の電子決済システム導入のご検討はこちらから。

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